子の原高原は別荘用地です。2021年7月に伊豆のキャンプ場経営者の方から道路沿いの一区画を購入させていただきました。その後、土地開発についての助言をいただきました。高山市の街にある法務局に行き購入した土地周辺の公図、地積測量図などを入手し、隣地の地番を調べました。インターネットの法務局のサイトで地番から所有者を調べ、土地使用の目的を含めた手紙を書き、譲渡の意向について尋ねました。ご連絡をいただいた方と話しを進め、2021年末には用地取得を完了しました。
日本の山の土地
この土地は1969年(昭和44年)に別荘地として開発されました。それ以前は牛(飛騨牛)の放牧地だったそうです。別荘地として開発されましたが、多くの区画はそのまま利用されず放置されたままになっていました。当時購入された方がご高齢になったり、亡くなられて土地が分割相続されたままになったり、連絡がとれなくなっています。結果としてこの別荘地の広い部分が放置されている状況です。今回用地取得にあたりこの現実を見て、この土地が荒れてしまうことの懸念を持ちました。調べると日本の山の多くでこの現実があるそうです。子の原高原は自然豊かな場所なのに荒廃してしまってはならないと感じより一層この土地の価値を高めるべく努力しようと思いました。
不動産登記制度
国はこのような所有者不明の土地問題のために不動産登記制度を変えるそうです。山に限らず都会でも多いそうです。しかし、これからの話なので現時点で所有者不明の土地については対策できないようです。日本は山国です。山が荒廃していかないような仕組みが必要だと思います。