
子の原高原のキャンプ場造成地前で観測、撮影しました。
太陽光の地球による影に入った満月だから真っ暗になるはずですが、朝焼け夕焼けと同じ理屈で赤い光が地球の大気で曲げられて真っ暗な月に届き赤くなります。しかしどのような赤になるかは月食の都度ことなるのでこのあやしい赤がどうなるのかが撮影の楽しみです。撮影は天体望遠鏡に一眼レフカメラをつけて行いました。
天王星の食

皆既月食の時に、惑星が隠れる惑星食がおきるのは400年ぶりとかマスコミが喧伝しています。天体現象は多くがそのようなものです。太陽系、宇宙の歴史の中で人間の歴史が極端に短いだけで、広い、歴史の長い宇宙では当たり前のように長い時間のどこかでいろいろなことが起きています。いかにひとは急いでいるということでしょうか。
天王星が月の後ろに入る




天王星が月の後ろから出てきた。月も部分月食になっている。



皆既月食時の星空

皆既月食は色の楽しみがありますが、もうひとつ、満月で星が見えなかった夜空が皆既月食になると満天の星空になることがとても興味深いものです。これは皆既日食にもあてはまります。皆既月食で満天の星が見えているとき、赤い月と周りの星を天体望遠鏡で見ると陸上を望遠鏡で見るように奥行がわかります。普通宇宙は遠すぎるので同じ距離にしか感じず平面的にしか見えないのですが、立体的に見えます。1枚目の写真でわかるでしょうか。
子の原高原は周りに明かりがないのでとても暗い空です。乾燥した秋の夜空なので月明りがなければ、星がとてもきれいに見えます。
